兵庫県議会議員(三田市選出)中田英一(なかたえいいち)の政務報告サイト 三田牛/三田肉をはじめ三田の魅力発信にも活動中

10月31日~11月1日 農政環境常任委員会 管内調査報告書(阪神地域)

JA兵庫六甲(事業概要の説明を受け質疑応答)

  沿革

 JA兵庫六甲は神戸・三田・宝塚・西宮・川西・伊丹・尼崎・猪名川の7市1町の9JAが合併し、組合員数約88000名、販売額147億円、貯金額約1兆1050億円の県内最大の協同組合として成立。

神戸市北・西区および三田市という生産地と、阪神間の大消費地を有し、また、伊丹市や川西市・西宮市では都市部でありながら生産地を有する「都市(近郊)農業」が盛んに行われているという特徴がある。

 

学校給食への供給取組み状況

・栄養教諭や調理師(学校給食の献立作成者)と産地(農家)との意見交換会の実施。

・規格(使用作物の大きさや形)の拡大やメニュー提案、生産調整まで連携を通じて行う。

・体験学習・給食材となる地場野菜栽培見学を行い食と農の両面から学習する機会を提供。

 

課題

1、献立に合わせた食材を安定的に大量供給することが困難(大規模農家が少ない)

2、規格から外れた作物は使用されず農家にとってはロスになる

3、担い手(跡継ぎ)の不足と耕作放棄地の増加

対策

1、栄養教諭・調理師との打ち合わせなどにより献立の工夫(柔軟な対応)

  →もう一歩踏み込んで、献立で食材の全てを固定するのではなく、仕入れ状況によって

栄養価に大差のない範囲で食材を選択できるような方法が実現できればと思います。

例えば、旬の野菜は一週間に何度も献立に登場するようなことが普通にあってしか

るべきと考えています。

2、食材の貯蔵方法の改良

3、調理(仕込み)器具の改良による規格から外れる作物の減少(使用割合の増加)

4、集落営農・法人化の促進・指導および食育教育の充実


阪神北・南県民局合同 事務概要説明および質疑応答

広大な兵庫県を県庁所在地である神戸市から全て指揮していたのでは地域サービスを十分に行えないため、県内10箇所(神戸・阪神南・阪神北・東播磨・北播磨・中播磨・西播磨・但馬・丹波・淡路)に県民局を置き、県民サービスの窓口としての
役割を担っています。

阪神南県民局:尼崎市、西宮市及び芦屋市を所管。ほとんどの地域が市街地、
住宅街・商業・工場地域であり、また瀬戸内海に面し港湾を含むという特色を有する。

主要課題

1、安全で安心できる地域づくり

  ・東南海地震に備えた津波・高潮対策(防潮堤・海門整備、避難標識・防災啓発)

  ・武庫川の治水対策

  ・自転車・歩行者の安全対策(分離整備やマナー向上キャンペーン)

2、魅力あふれる地域づくり(観光の観点から地域資源の発掘など)

3、産業雇用の活性化 (商工会等と連携した中小企業支援、魅力のPR、商店街再生など)

4、環境先進都市の創造 

・「尼崎21世紀の森」を尼崎スポーツの森に整備

・潮芦屋にエコタウン(環境配慮型住宅地域)を整備

・尼崎運河再生プロジェクト:貴重な運河を憩い安らげる親水空間として再生。など

阪神北県民局:伊丹市・川西市・宝塚市・猪名川町・三田市を所管。住宅を中心に南(東)部では商業・工場地域を有し、北(西)部には広大な自然地域を有する、多様性に富んだ地域を管轄する。

主要課題

1、地域の多様性を活かす・魅力ある資源を創造する

  ・所管地域全体で協力したイベント「きらっと阪神北オータムフェスタ」開催

  ・北摂里山博物館:主に北(西)部の山を地域住民が気軽に入り憩える里山へ整備

  ・賑わいあるまちなかの再生(本町通りなど貴重な家屋・街並みの保存や商店街支援)

2、地域の元気を育てる

  ・地域の特色を活かした産業創出および企業誘致

  ・労働意欲の高い高齢者の雇用促進セミナーの開催などによる雇用確保

  ・講演会や合同就職面接会、就労相談など障がい者就労支援(阪神南・ハローワーク共同)

3、地域の安心安全を守る

  ・子育て支援リーダー等を対象に小児医療講座を開催。児童虐待防止の取り組み

  ・不法投棄監視パトロールやクリーン活動を支援(市町や警察と連携)

4、観光・誘客

  ・梅田、三宮や伊丹空港において地域資源や観光情報をPR

  ・平成28年供用開始予定の新名神高速道路「宝塚サービスエリア」「宝塚北インター」を活用した地域振興。

質疑

拡大が懸念されるウメ輪紋病についての対策と現状

応答

植物防疫法の運用は基本的に国(農林水産省神戸植物防疫所)の管轄である。県は防疫所の調査に協力を行い、その結果に基づいて、現段階では「移動および新たな植栽の自粛」「ウィルスを媒介するアブラムシの防除実施」の要請が出されている。

意見

3年間(ウィルスの潜伏期間とされる)「移動および植栽」(すなわち生産や販売)を自粛すると、栽培農家の経営は立ち行かず、生産者には、実質的に廃業か移転か迫られることが予想される。県としてそのあたりのことを念頭に置いた対応を要望する。

 

生産者の方がこれまでに培われてこられた技術を考えると、転作(他の農業生産物に植え替える)よりも、条件の合う土地が都合できるのであれば行政が仲介に入り続けられる方が良いようにも思いますが、どちらにせよ重要な指摘がなされました。

 

スマイル阪神(現地調査)


伊丹市公設市場内の青果卸売場が閉鎖された跡に
JA兵庫六甲が産直売所を開設したもの

平成23年度販売額:約4億4000万円 (cf パスカル三田:8億円)

来場者:約26万人     約300農家が作物を出品している

内訳:平日 100120万円  700800

休日 200230万円  10001200

質疑

1、周辺(消費者)人口はパスカル三田より多いが売上は半分ほどに留まっている理由は?

2、実際の販売量・金額は日差が大きいようであるがその理由は?

応答

1、駐車場スペースが少なく商圏が狭い。知名度がまだ低いのでは。三田はレストランや

肉の売上を含んでいるがスマイル阪神にはレストランがない。など

2、自転車客が多く天候によって変動する。周辺スーパーの特売日などとの競合がある。

 

ひょうご都市農業支援センター


伊丹市公設市場2階からスマイル阪神の一角に移設(平成
243月)

建設費1500万円(県民局:地域の夢推進費、敷地は市から無料で借受)

機能:1情報発信(都市農業・市民農園)

2消費者・生産者の相談

3地元農産物・特産品の紹介 

実績:来場者数:約1850

相談者数 2-300名(年間) → 172名(10月までの約半年間)


キューピー工場(ゼロエミッションへの取り組み)現地調査


伊丹工場(伊丹市と尼崎市の境に立地)は関西の基幹工場(キューピーハーフなどの健康訴求製品は全国の工場でもここだけでしか生産されていない)

製造量:マヨネーズ(家庭用・業務用)=210t(約25mプール一杯分)

    卵加工品=50t(卵80万個、cf:王将で20万個) *いずれも1日の生産量

ゼロエミッション理念

①埋立処分ゼロ ②単純焼却処分ゼロ ③廃棄物100%再利用

対象物

     卵殻(石灰やカルシウムに代替):チョーク、白線、ロジンバック、土壌改良剤、食品

       (その他の利用方法):スタッドレスタイヤに添加、壁紙

・卵殻膜:化粧品や衣類

・プラスチック(容器部分):PRF(固形燃料)、手提げ袋、キャップオープナー

・ダンボール:ダンボール(ダンボールは古紙使用率97% リサイクルの王様)

質疑

処分に比べてコストがかかり過ぎるのでは?企業メリットは?

応答

工場(製造過程)で排出されるゴミは一般ゴミ(利用されたあとのゴミ)と比べて、純度が高く(あるいは分別が容易で)、リサイクルコストは産業廃棄物として処理委託する場合と変わらない。あるいは安くなる。さらに、企業責任としての環境配慮にも役立つ。

感想

処分より低コストというのは意外でした。もちろんある程度の量があるから設備投資や効率性でも有利に働く部分があるとは思いますが、市場の要請を満たすこの取り組みを(他企業でもあるいは企業関連系で)加速させる役割が行政にあると思いました。           


兵庫県からのお知らせ

読み込み中

三田市からのお知らせ

読み込み中

お問い合わせ

県政および活動に対するご意見・ご感想や暮らしのご相談はお気軽に御連絡下さい。


メールでお問い合わせはこちら
グリーンサイトライセンスのマーク